伏石(ふせいし)

伏石(ふせいし)

伏石のイメージイラスト

市川(いちかわ、多賀城政庁跡のあたり)には、塩竈の港と仙台の城下町を結ぶ塩竈街道が通っており、その道ばたには一基の供養碑が倒れていました。
昔、この石を起して立てたところ、あたりに疫病が流行してしまいました。占ってみると、この石を起したためであるというので、再び元のように倒して伏せたといいます。

この碑には弘安10年(1287年、鎌倉時代)と記されており、いつの頃からか「伏石(ふせいし)」と呼ばれ、いまも残されています。