多賀城碑(壺碑・つぼのいしぶみ)

多賀城跡の南門の近くに、覆堂(ふくどう)に守られて立つ多賀城碑。奈良時代(8世紀頃)に建てられた古碑です。
歌枕としては壺碑(つぼのいしぶみ)として知られており、高さ196センチ・幅92センチの碑面には、平城京や当時の国々の境界からの距離や、多賀城の創建・修造などについて141文字でつづられています。
また栃木県の那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ、なすこくぞうひ)、群馬県の多胡碑(たごひ)とともに書道史上重要な日本三古碑の一つに数えられています。
江戸時代には松尾芭蕉が訪れ、対面した感激を『奥の細道』に記しています。

住所
多賀城市市川字田屋場
アクセス
JR国府多賀城駅から徒歩10分