南門レポート 2020年6月

復元する門の基礎工事

基礎をコンクリートで造ります
多賀城南門の配置が決まるので慎重に計って基礎と成る位置を掘ります、凸型の基礎を造りますが今後予想される地震にも耐える様に頑丈な設計となっています、ごらんの通り鉄筋を縦横に組んでガッチリと組み立てました。
設計寸法通りに型枠をセットした処にコンクリートを流し込んで基礎が固まるのを待ちます。
基礎に建物用のアンカーボルトをセットします
多賀城南門の基礎にあらかじめ柱間の壁の土台を支えるアンカーボルトを埋め込んで置きます。
位置を間違えると後で大変なので正確に計測してセットしています。

更に基礎の上に石の場所を決めます
多賀城南門柱の基礎となり石を収める位置に型枠を入れて基礎2回目のコンクリートを打ちます。
位置を間違えると後で大変なので正確に計測してセットしています。

多賀城跡研究所で多賀城跡発掘瓦の現物調査
ここは東北歴史博物館館内にある多賀城跡調査研究所です。復元する多賀城南門には屋根瓦が葺かれますがより正確に復元する為発掘され保存されている多賀城発掘瓦の現物を確認しています。
この様にいろいろな発掘資料を基に復元には最新の情報を盛り込んで進められています。

門の原材料と成る木材の検品です
多賀城南門の木材加工場で原材料の虫食いや有害死節、曲がり、割れ等の品質検査を行います。
主に木材の品質・寸法を確認して必要な形の部材が確保できる大きさであること等型板を当てたりして見定めます、問題がないと確認された木材のみ復元工事に使用されます。

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