末の松山から南へ伸びる道を下ると奇石が連なる池が見えてきます。住宅地の中に取り残されたこの池が、歌枕の沖の井(沖の石)。『千載和歌集』にある二条院讃岐の歌は有名で、作者は後に「沖の石の讃岐」と呼ばれたそうです。